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男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)の熊本県予選が31日、熊本市東区の県民総合運動公園周回コースであった。男子(7区間、33・62キロ)は37校が出場し、九州学院が1時間35分58秒で2年ぶり35回目の優勝を果たした。25校で競った女子(5区間、18・556キロ)は、千原台が58分20秒で3年連続19回目の優勝を飾った。両校は、12月20日に京都市で開かれる全国大会に出場する。今回は新型コロナウイルスの感染防止のため、男女共に例年より距離が短縮され、コース周辺の応援なども制限された。【栗栖由喜、清水晃平】
昨年、大会14連覇の記録が途絶えた強豪・九州学院がレース序盤で千原台を振り切り、2年ぶりの頂点に返り咲いた。
1区の鶴川正也選手(3年)は、千原台とのデッドヒートの末、僅差の2位でタスキをつないだ。2区の黒木陽向選手(2年)は「1秒でも削り出したかった」と区間賞の走りで差を広げた。
「勝負をつけろ」。3区の田島公太郎選手(3年)は、そんな監督の指示に応えるように、2位と38秒差をつける攻めの走り。以降、最終7区までペースを上げ、独走態勢を築いた。
アンカーの木実優斗選手(3年)は、けがで出場できなかった親友の溝上稜斗主将(3年)を思い「キャプテンを全国へ!!」と記した左腕を広げ、笑顔でフィニッシュを決めた。
千原台が序盤から一度も首位を譲らず、3連覇を果たした。最長エース区間の1区は昨年も都大路を走った主将の新垣聖那(せいな)選手(3年)が「ここで流れをつくる」と終始先頭でレースを引っ張った。
2区はチームの準エース、池田こまち選手(2年)が2位との差を広げ3区へ。続く境田百花選手(1年)は「後ろの選手が気になったが、絶対に1位で次につなぐ」と粘りの走りを見せた。
4区の西村美月選手(1年)は「無心で体を前に押していく気持ち」でアンカーにタスキをつないだ。最終5区は昨年1年生ながら都大路を経験した山下彩菜選手(2年)が「苦手な上り坂でピッチを落とさず、下りでペースを上げた」と好走し、ゴールテープに飛び込んだ。
◆男子
(1)九州学院 1時間35分58秒
(鶴川正也、黒木陽向、田島公太郎、永井駿、森大綺、竹割真、木実優斗)
(2)千原台 1時間37分29秒
(3)熊本工 1時間38分39秒
(4)開新(5)慶誠(6)球磨工(7)熊本国府(8)宇土(9)第二(10)水俣
1区7.932キロ 堀田晟礼(千原台3年) 23分31秒
2区2.448キロ 黒木陽向(九州学院2年) 6分13秒
3区6.104キロ 田島公太郎(九州学院3年) 17分34秒
4区6.104キロ 冨田幸音(開新3年) 17分54秒
5区2.448キロ 森大綺(九州学院3年) 6分32秒
6区4.276キロ 竹割真(九州学院2年) 12分02秒
7区4.308キロ 高潮瑛(千原台2年) 11分57秒
◆女子
(1)千原台 58分20秒
(新垣聖那、池田こまち、境田百花、西村美月、山下彩菜)
(2)ルーテル学院 58分36秒
(3)東海大星翔 59分47秒
(4)熊本信愛(5)文徳(6)開新(7)有明(8)尚絅(9)済々黌(10)熊本工
1区5.076キロ 新垣聖那(千原台3年) 16分 1秒
2区4.276キロ 川野朱莉(ルーテル学院3年) 13分34秒
3区2.448キロ 境田百花(千原台1年) 7分15秒
4区2.448キロ 中村日菜多(ルーテル学院1年) 7分29秒
5区4.308キロ 大保桜(ルーテル学院3年) 13分41秒
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