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見えない予算

借金頼みの日本財政。「官から民へ」の流れの中、血税は適正に執行されているのでしょうか。

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行政レビュー形骸化 無駄発見「官」評価低く

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ケタを間違え、防衛予算や文教予算に匹敵する規模の予算額を支出したことになっているレビューシート。法人には必ず付けられるはずの法人番号が空欄の支出先もあり、調べてみても企業なのか公益法人なのかが分からない=東京都千代田区で31日、袴田貴行撮影
ケタを間違え、防衛予算や文教予算に匹敵する規模の予算額を支出したことになっているレビューシート。法人には必ず付けられるはずの法人番号が空欄の支出先もあり、調べてみても企業なのか公益法人なのかが分からない=東京都千代田区で31日、袴田貴行撮影

 国の全ての事業に計上された予算を納税者に分かりやすく見せようと始まった行政事業レビュー。だが、大量の記入ミスからは予算の可視化に消極的な官僚たちの思惑が透けて見える。公開データを2次利用する市民レベルの取り組みが進むものの、「民」による予算チェックを「官」が邪魔する格好になっている。【袴田貴行、高橋祐貴】

 「霞が関では『予算をぶんどってきた人たち』が偉くなる。経済が右肩上がりで予算も増えていく前提の時代の感覚を、いつまで持ち続けているのか」。ある中堅官僚はため息をつく。

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【見えない予算】

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