国の全ての事業に計上された予算を納税者に分かりやすく見せようと始まった行政事業レビュー。だが、大量の記入ミスからは予算の可視化に消極的な官僚たちの思惑が透けて見える。公開データを2次利用する市民レベルの取り組みが進むものの、「民」による予算チェックを「官」が邪魔する格好になっている。【袴田貴行、高橋祐貴】
「霞が関では『予算をぶんどってきた人たち』が偉くなる。経済が右肩上がりで予算も増えていく前提の時代の感覚を、いつまで持ち続けているのか」。ある中堅官僚はため息をつく。
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