「8冠の壁」破ったアーモンドアイ 競馬界のトレンドに乗り「若さ」保つ

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天皇賞・秋を制したクリストフ・ルメール騎手騎乗のアーモンドアイ=東京都府中市の東京競馬場で2020年11月1日、宮間俊樹撮影
天皇賞・秋を制したクリストフ・ルメール騎手騎乗のアーモンドアイ=東京都府中市の東京競馬場で2020年11月1日、宮間俊樹撮影

 東京競馬場で1日に行われた天皇賞・秋(芝2000メートル)で、アーモンドアイ(5歳牝馬)は中央競馬史上初の芝GⅠレース8勝目を挙げた。数々の名馬が阻まれてきた「8冠の壁」を破った背景には、競走馬を取り巻く環境の変化もあった。

年齢を重ねても女王の貫禄

 来春までに引退予定のアーモンドアイは、今回のレースが通算14戦目(海外を含む)だった。7冠を手にした馬は他に6頭いるが、テイエムオペラオーとウオッカの26戦をはじめ、5頭はキャリアが多い。ディープインパクトは最も少ない14戦だが、引退が4歳の年末と早かった。ディープよりも約1年長く走っているアーモンドアイのレース数の少なさは、際立っている。

 理由の一つに、従来の常識とは異なる臨戦過程がある。かつては目標とするGⅠレースで最高の状態に仕上げるために、休養明けの馬は前哨戦となるステップレースに出走。体重を絞ってレース感覚を取り戻してから、「本番」に臨むローテーションが主流だった。

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