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美とあそぶ

吉田照美さん/3 「不思議な夢」がテーマ

ニュース油絵「落ち棒拾い」(2011年)

 50歳を過ぎて絵を始めました。色鉛筆画、水彩画ときて、油絵が一番自分にしっくりきました。うまく描けなくても、全部塗りつぶして同じキャンバスに向かえばいいというのが性に合っていました。失敗は無いということです。

 一番好きな絵は、ダリの「記憶の固執」。溶けてぐにゃっと曲がった時計の絵をご存じの方も多いでしょう。中学1年の頃に美術の本で見て、衝撃的でした。ダリに触発され、「不思議な夢」というのが僕の絵を貫くテーマですね。

 東京電力福島第1原発の事故で、原子炉内部の燃料棒がメルトダウンしました。こんな大事故なのに国はなかなか情報を出さない。それを皮肉る方法はないか。誰もが知る絵画を利用して、風刺できないかと考えたのが「落ち棒拾い」です。モチーフはミレーの「落ち穂拾い」。ダリの世界を表現したいという思いで描きました。燃料棒なんて実際は拾えないですけどね。【聞き手・葛西大博】

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