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日本を変える島=永山悦子

 卑弥呼の時代、九州の北、玄界灘に浮かぶ小さな島は交易の拠点だった。魏志倭人伝にも登場する「一支国(いきこく)」(魏志倭人伝では「一大国」と表記)。北にある急峻(きゅうしゅん)な地形の島の「対馬国」と違い、なだらかな丘が連なる。魏志倭人伝によれば、竹林や叢林(そうりん)(木が茂る林)が多く、3000ばかりの家があった。田んぼはあるものの食料には十分ではなく、南や北と交易をして暮らしていたという。

 一支国は、現在の長崎県壱岐市。その都のあった場所が島南東部にある「原(はる)の辻遺跡」だ。発掘調査から、大陸の鉄器や青銅器、土器、ガラス製品、占いなど最先端の技術や風習が、一支国を経由して後に「日本」となる列島の各地へ伝わり、日本の文化の礎となったことが明らかになった。世界の潮流を日本へ伝える重要なポイントだったといえる。

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