秋季高校野球

秋季関東地区高校野球大会 常総学院、準優勝 延長十一回力尽き /茨城

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【健大高崎-常総学院】七回裏常総学院2死一、二塁、三輪の左中間2点二塁打で生還し喜ぶ一塁走者・伊藤琢(右)と二塁走者・岡野=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、西夏生撮影 拡大
【健大高崎-常総学院】七回裏常総学院2死一、二塁、三輪の左中間2点二塁打で生還し喜ぶ一塁走者・伊藤琢(右)と二塁走者・岡野=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、西夏生撮影

 第73回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は1日、千葉市稲毛区の千葉県野球場で決勝を行い、健大高崎(群馬1位)が延長十一回の末、常総学院(茨城2位)を9―7で降し、2年連続2回目の優勝を果たした。5年ぶり4回目の決勝に進んだ常総学院は20年ぶり3回目の優勝を逃した。

リード守れず

 ▽決勝

健大高崎

  31001000202=9

  00001150000=7

常総学院

 (延長十一回)

 健大高崎は九回に堀江と桜井の適時二塁打で同点とし、延長十一回、堀江と小沢の右越えソロ本塁打で2点を勝ち越した。常総学院は七回に3点差を追いつき、三輪の2点二塁打でリードを奪ったが、守り切れなかった。

控えの選手活躍

 ○…5点先行された五回裏、反撃の口火を切ったのは8番の岡野慎之助選手(2年)だった。2死三塁の場面で「詰まってもいい。つなぎたい」と内角気味の直球をたたき、内野手の頭上を越える適時打で1点返した。七回にも上位打線につなげる安打を放ち、逆転への好機をつくった。秋季大会は走塁コーチに入る場面が多かったが、この日は先発出場で5打数3安打と気を吐いた。大会を通じて下位打線や代打起用された控え選手の活躍が目立った常総学院。「自分の持ち味の足を生かし、つなぐことでチームに貢献していきたい」と思いを新たにしていた。


常総学院・秋本璃空投手(2年)=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、西夏生撮影 拡大
常総学院・秋本璃空投手(2年)=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、西夏生撮影

 ■ズーム

「制球力の課題」胸に 常総学院・秋本璃空投手(2年)

 延長十一回。先頭打者は内角に甘く入った直球を見逃してくれなかった。2死後、4番打者にも甘く入ったスライダーを捉えられ、2本のソロを浴びた。「えぐいな。すごいな」。今大会好投を続けてきたエースも、その強打ぶりに舌を巻くしかなかった。

 立ち上がりから球が走っていないと感じていた。多投した直球を打ち返されて一回に3点、二回にも1点を失い、三回から伊藤地宏投手(1年)にマウンドを譲った。左翼の守備にまわり、「1年生に託してしまった。情けない」とうなだれた。

 伊藤投手は五回まで1失点と踏ん張った。六回から再びマウンドに立つと、打線も奮起。七回に5点を挙げ、試合をひっくり返してくれた。だが最後は勝利を目前に「抑える」という思いが力みとなり、自慢の制球力に狂いが生じた。

 「内野ゴロを打たせようとイメージしたが、うまくいかなかった。相手打線が上だった」と完敗を認め、「思うように制球できないときにどうするか、この冬で成長しないと」。課題を胸に、球場を後にした。【長屋美乃里】

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