秋季高校野球

秋季関東地区高校野球大会 健大高崎、歓喜の連覇 逆転に次ぐ逆転制す /群馬

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優勝を決め、晴れやかな表情で整列に向かう健大高崎の選手たち=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、川地隆史撮影 拡大
優勝を決め、晴れやかな表情で整列に向かう健大高崎の選手たち=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、川地隆史撮影

 第73回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高野連主催、毎日新聞社など後援)は最終日の1日、千葉県野球場(千葉市稲毛区)で決勝が行われ、群馬1位の健大高崎が延長戦の末9―7で常総学院(茨城2位)を降して連覇を果たした。同校の優勝は2回目。

 健大高崎は2点を追う九回に同点に追いつき、延長十一回に堀江晃生(2年)の本塁打で勝ち越した。

 関東大会の成績は、第93回選抜高校野球大会(春のセンバツ)の出場校選考の重要な参考資料となる。

 今月20日から神宮球場(東京)で予定されていた明治神宮大会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止が決まっている。健大高崎は昨年の同大会で準優勝した。【川地隆史】

 ▽決勝

健大高崎

  31001000202=9

  00001150000=7

常総学院

 (延長十一回)

【健大高崎-常総学院】延長十一回表健大高崎2死、右越え本塁打を放ち拳を握る小沢=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、西夏生撮影 拡大
【健大高崎-常総学院】延長十一回表健大高崎2死、右越え本塁打を放ち拳を握る小沢=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、西夏生撮影

十一回2本塁打

 健大高崎が延長戦に2本塁打を決めて勝利をたぐり寄せた。初回、1死二塁で桜井の右前適時打などで3点を先制したが、七回に常総学院打線が火を噴き、逆転された。一転して追う立場となった九回、2死三塁で桜井の適時二塁打で同点に。さらに延長十一回、堀江と小沢の本塁打で逆転に成功した。両チーム計28安打の乱打戦となった。


健大高崎・堀江晃生外野手(2年)=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、川地隆史撮影 拡大
健大高崎・堀江晃生外野手(2年)=千葉市稲毛区の千葉県野球場で2020年11月1日、川地隆史撮影

 ■ズーム

練習の虫が決勝アーチ 健大高崎・堀江晃生外野手(2年)

 延長十一回、同点で迎えた第6打席、捉えた打球は右翼席に飛び込んだ。「負ける気はしなかった、取り返せると思っていた」。勝ち越しを決める貴重な一打を放った。

 「打つことがとにかく好きな学年で、練習時間を過ぎても打ち続けるんです」(青柳博文監督)。強打の健大高崎の1番打者を務める堀江もその一人だ。練習後には毎回、海老原崚(2年)と共にバットを振り続ける。「あと一本、もう一本、と夢中になってしまう」

 入部当初は捕手だったが、得意な打撃を生かしたい、と野手に転向した。1、2年を担当する赤堀佳敬コーチも「入った時からバッティングのセンスが良かった」と評価する。

 物おじしないタイプだ。チームは七回に一挙5点を失い逆転を許したが、序盤のリードから一転“追う立場”になっても、「この状況を楽しんだ」

 迎えた延長戦の打席で、5球目、低めインコースの直球をはじき返す。「打った瞬間、『いった』と確信した」。続く主将・小沢も本塁打を放ち、約2時間半の激闘を制した。

 「支えてくれた人全員の思いがこもったホームランです」。試合後、決勝アーチを振り返って感謝を口にし、胸を張った。【川地隆史】

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