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全国高校駅伝

県大会 男子・相洋、初Vに歓喜 女子・橘、執念の初優勝 /神奈川

初優勝で都大路行きを決め、指をつき上げてフィニッシュする相洋7区・石塚颯太選手(3年)=神奈川県山北町の丹沢湖周回コースで2020年11月1日、池田直撮影

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 男子第73回、女子第37回県高校駅伝競走大会(県高体連、神奈川陸協など主催、毎日新聞社など後援)が1日、山北町の丹沢湖周回コースであった。男子は相洋が、女子は橘が、ともに初優勝した。両校は12月20日に京都市で開催される全国大会に出場する。昨年は台風19号の影響でトラック開催だったため、2年ぶりに丹沢湖でたすきがつながれた。男女の上位6校は21日に栃木県で開催される関東大会に出場する。【池田直】

男子・相洋 終始安定の走り

 男子は7人全員が安定した走りを見せた相洋が制した。

 1区を走った平島龍斗選手(2年)は、優勝候補2校を意識して走った。途中、藤沢翔陵の田辺優太選手(3年)らのペース配分に「遊ばれてしまった」と戸惑う場面もあったが、首位とわずか4秒差の2位で中継地点に入った。

 2区は主将・浜口直人選手(同)。2年前に走った丹沢湖では思うような走りができなかったが、「今日の調子は今までで最高だった。いけると思った」。自信のみなぎった走りで1キロ地点付近で先頭に立ち、2位の藤沢翔陵に14秒差をつけた。「リラックスして臨めた」という3区の大野悠翔選手(同)は一人旅で後続との差をキープ。東海大相模や橘の追い上げにあった4区の田中大稀選手(同)も、「『3年間の思いをぶつけろ』という監督の言葉に背中を押された」と先頭を守った。

 5区の木島陸選手(1年)は、「自分が選ばれたからには情けなくない走りをしよう」と意気込み、2位に19秒差をつけ、たすきをつないだ。6区の古山拓輝選手(2年)は得意な上り坂を「リズムよく走れた」とリードを守った。アンカーの7区、石塚颯太選手(3年)は「6人がつないでくれた。自分がやるしかない」と最後まで気を緩めず、初優勝のゴールを駆け抜けた。

 メンバーの腕には「命を削る」の文字があった。大きな覚悟を持って試合に臨むために、全員で決めたという。区間賞は一人もいなかったが、浜口選手は「全員が最高の走りができた。それが勝利につながったんだと思う」。7人の力を合わせ、初の都大路の切符を手にした。

初優勝にガッツポーズしながらゴールテープを切る橘5区・金子陽向選手(2年)=神奈川県山北町の丹沢湖周回コースで2020年11月1日、池田直撮影

女子・橘 3、4区で区間賞

 女子は4区でトップに出た橘が逃げ切り、初優勝した。

 「京都、行こうね」。4区の吉田凜選手(3年)からたすきを受け取るとき、5区のアンカー・金子陽向選手(2年)はそう言葉をかけられた。初めての都大路まで、あと1区間。数十メートル後ろには白鵬女子の村田楓佳選手(3年)が迫ってくる。「自分の走りができれば大丈夫だ」。影を踏ませぬ走りで首位を守り、初優勝のゴールテープをガッツポーズで切った。

 1区は白鵬女子、三浦学苑と共に先頭集団を形成した橘。伊藤南美選手(2年)は、「一気に前に出よう」と道中の坂道でスパートしたが伸びず、3位でたすきをつないだ。悔しい思いを受け取った2区の井上明南選手(3年)は、「一人ずつ抜いていこう」と冷静だった。3キロ地点付近で三浦学苑を捉えて2位に浮上。この日唯一の1年生、3区の小倉紘選手の背中をぐっと押して思いを託した。「スイッチが入った」という小倉選手は前半から力を出し惜しみせず、区間賞の走りでトップとの差を縮めた。

 4区の吉田選手は長距離ブロック長としてチームを引っ張る存在。「一昨年も昨年も、悔しい思いをした。今年こそはという気持ちは強かった」。1位と6秒差でタスキを受け取ると、リズムに乗った走りで白鵬女子の高橋ひより選手(1年)を抜きトップに出て、区間賞にも輝いた。

 ゴール後、金子選手は「走っている途中、卒業した先輩の顔も頭に浮かんだ。本当にうれしい」と初優勝を喜んだ。惜しくも4連覇がかなわなかった白鵬女子の村田選手は「また連覇する歴史を作っていってもらいたい」と後輩に思いを託した。


男子第73回県高校駅伝競走大会上位6校の成績

<1>相洋   (平島、浜口、大野、田中、木島、古山、石塚)   2:10:09

<2>東海大相模(氏家、草刈、湯野川、飯田、北山、瀬川、矢部)  2:10:24

<3>鎌倉学園 (鈴木、石塚、宮岡、原田、佐竹、曽根、渡部)   2:11:21

<4>橘    (伊藤、田村、ロホマン、古川、澤田、矢澤、西郷) 2:11:23

<5>藤沢翔陵 (田辺、辻原、山口、宮崎、矢後、岩野、吉野)   2:12:07

<6>法政二  (安澤、服部、柏木、加藤、坂本、中澤、上村)   2:13:22

 ※詳しい記録と7位以下の成績は後日掲載します。

男子区間賞

1区(10キロ)    田辺優太(3)(藤沢翔陵)   30:51

2区(3キロ)     草刈恭弓(2)(東海大相模)   8:28

3区(8.235キロ) ロホマン・シュモン(2)(橘) 25:39

4区(7.960キロ) 飯田陽仁(2)(東海大相模)  24:44

5区(3キロ)     矢後銀次(2)(藤沢翔陵)    8:42

6区(5キロ)     瀬川航平(1)(東海大相模)  15:35

7区(5キロ)     矢部慎之介(1)(東海大相模) 15:23

           鈴木稜(2)(三浦学苑)      同


女子第37回県高校駅伝競走大会上位6校の成績

<1>橘    (伊藤、井上、小倉、吉田、金子) 1:10:30

<2>白鵬女子 (関、高橋凜、岡、高橋ひ、村田) 1:10:41

<3>三浦学苑 (長峯、小田、難波、知久、並木) 1:13:17

<4>荏田   (小林、信桜、野口、油井、川口) 1:16:02

<5>法政二  (銅木、丸橋、斎藤、佐藤、丹羽) 1:17:14

<6>東海大相模(倉田、千葉、斎藤、鈴木、佐野) 1:17:27

 ※詳しい記録と7位以下の成績は後日掲載します。

女子区間賞

1区(6キロ)      関美澪(1)(白鵬女子)  20:19

2区(4.0975キロ) 高橋凜音(1)(白鵬女子) 13:24

3区(3キロ)      小倉紘(1)(橘)      9:52

4区(3キロ)      吉田凜(3)(橘)      9:50

5区(5キロ)      村田楓佳(3)(白鵬女子) 16:25

 (男女共に丸数字は学年)

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