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滋賀のワザ

/9 刀工、住職・川原貞慎さん(日野町) 名刀の技法、発見まで 理想見据え、二足のわらじ /滋賀

刀作りに適した松炭で火をおこす川原さん。周囲の土壁は風雨にさらされ崩れかけている

 ゲーム人気から火が付き、若い世代を中心に注目が集まる刀剣。人気の的は歴史に名を残す名刀だが、現代でも全国で200人ほどの刀工が刀作りにしのぎを削っている。県内で活動する刀工の一人で日野町で住職を務める川原貞慎(さだちか)さん(52)は「平安時代後期から鎌倉時代初期に作られた人知の及ばない名刀が目標」と意欲を燃やしている。【高野聡】

 東近江市の南端、日野町にほど近い高台に1995年から鍛錬場を構える。「師匠から独立する時に永源寺町(当時)が気に入り、地元の人にお願いして土地を借りました」。建材を自分で調達し、開墾や骨組みは友人や集落に助けてもらった。当初は住居も兼ねていたが、現在は住職を務める念法寺(日野町)から自動車で通う。炉の周囲の土壁は風雨にさらされ、今では所々穴が開いている。

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