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たたなづく

「記録」が歴史を創る=河瀬直美

ライトアップされた東大寺=筆者撮影

 息子がクリストファー・ノーラン監督の「TENETテネット」を見て「ドラえもんを知らない人は理解しづらいのではないかな」と不思議なことを言うので、気になって近くの映画館に見に行った。平日の昼間とはいえ、私を入れて6人の鑑賞者しかいない空間はぜいたくである。世間ではアニメ映画の「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」が公開から3日で46億円の興行収入を記録したとニュースになっていた。映画館に人が戻ってくるのは素晴らしいことだ、という肯定的な想(おも)いと、多様性を認める国民性がもっと養われればいいのにという期待が入り交じり、複雑な気分である。

 さて、肝心のノーラン氏は“時間の逆行”をテーマに壮大な物語を展開する。のっけから大きな劇場で繰り広げられるテロ事件。突然その会場が戦場と化す。その中で、主人公の近くに弾丸が飛び込んできたのに、なぜか彼は命拾いをする。その一瞬にこの映画のほとんど全ての謎が隠されてゆく。詳しくは劇場鑑賞をしてご自身で感じ取っていただくとして、作品の中で主人公たちが印象的なセリフを口にする。

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