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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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試される首相の答弁能力 予算委一問一答で洗礼 「差し控える」連発で質疑中断

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衆院予算委員会で立憲民主党の江田憲司氏(手前左)の質問に答える菅義偉首相(同右)=国会内で2020年11月2日午後2時33分、竹内幹撮影
衆院予算委員会で立憲民主党の江田憲司氏(手前左)の質問に答える菅義偉首相(同右)=国会内で2020年11月2日午後2時33分、竹内幹撮影

 菅義偉首相は2日、就任後初の衆院予算委員会での質疑に臨んだ。「一問一答」形式のため臨機応変な答弁が求められるが、言い間違いや同じ答弁の繰り返しで審議が滞る場面もあった。大きなミスはなかったが、4日以降も続く予算委を乗り切ることができるのか、答弁能力が試されそうだ。

 首相は予算委で、日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった理由について「人事に関することであり、お答えを差し控える」との答弁を連発。立憲民主党の今井雅人氏は「答弁拒否だ」と怒りをあらわにした。納得のいかない野党議員は金田勝年委員長(自民)に詰め寄り、質疑は数度にわたり滞った。

 7年8カ月政権を維持した安倍晋三前首相は、予算委では長々と持論を展開したり、正面から答えなかったりすることで、野党の質問をかわすことが多かった。答弁が不安定な閣僚に代わって答えることもあった。

 しかし、2日の予算委では、首相に代わって加藤勝信官房長官が答弁する場面があったほか、首相秘書官が首相の脇について、答弁部分を伝えようとする場面があった。

 「こうしつおんかガス」。首相は2050年までに排出を実質ゼロとする目標を掲げた「温室効果ガス」について、こう言い間違えた。先月26日の所信表明演説では、新型コロナウイルス対策を巡り医療資源を「重症者に重点化します」という部分を「重症者にゲンテン化します」と述べるなど数回言い間違えた。用意された原稿を読み上げる同29日の衆院代表質問でも、衆院解散を巡り「国民の皆さんの政権への期待もそこにある」と言うべきところを、「そこそこにある」と表明。…

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