個性的と若者に人気 伝統工芸「黒羽藍染」の布マスク 栃木・大田原

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黒羽藍染のマスク=栃木県大田原市黒羽向町の藍染め店「紺屋」で2020年10月28日午後1時50分、湯浅聖一撮影
黒羽藍染のマスク=栃木県大田原市黒羽向町の藍染め店「紺屋」で2020年10月28日午後1時50分、湯浅聖一撮影

 栃木県指定伝統工芸品「黒羽藍染(あいぞめ)」の布マスクが人気を集めている。大田原市黒羽向町の藍染め店「紺屋」が、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄になったのを受けて商品化。マスク不足が解消されても、個性を求める若者を中心に好評を博している。

 黒羽藍染は、1804年に「紺屋」を創業した初代・紺屋新兵衛が、黒羽の地に藍甕(がめ)を開いたのが始まりとされる。大豆の汁に松の根を燃やした良質なすすを混ぜて生地に塗る「下染め」と呼ばれる前処理をしてから染色する技法が特徴で、藍の色がより濃くなるという。

 マスクは、8代目の小沼雄大(ゆうた)さん(34)が4月上旬に開発。約2週間に及ぶ試行錯誤の結果、口の部分を立体化させることで息苦しさを防ぎ、話をしてもずれにくくした。

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