「故郷のつながり残す姿を」福島に移住、被災地の祭礼を撮り続ける元写真記者

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被災地での祭礼を撮り続ける岩波友紀さん=奈良市役所で2020年10月27日午後0時55分、稲生陽撮影
被災地での祭礼を撮り続ける岩波友紀さん=奈良市役所で2020年10月27日午後0時55分、稲生陽撮影

 奈良市出身の写真家・入江泰吉にちなんだ「第4回入江泰吉記念写真賞」に、2011年の東日本大震災をきっかけに東北の祭礼を撮り続ける元新聞社写真記者、岩波友紀さん(43)の「紡ぎ音(ね)」(99枚組)が選ばれた。震災後、住民の多くが地元を離れる中、伝統芸能を継承し続ける地域の風景を淡々と取り上げた姿勢が審査員の共感を集めた。【稲生陽】

 長野県出身の岩波さんは震災直後から全国紙の写真記者として東北地方を取材。11年8月に岩手県陸前高田市で偶然目にした、がれきの中で営まれる山車祭りの様子が頭から離れず、その後もプライベートで東北に足を運んでは祭礼ばかりを撮り続けた。14年に福島支局への異動を機に退職し、福島県会津美里町に移住。東京などで年数回の展示をしながら、東北で撮影を続けている。

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