九州高校野球
九州地区高校野球 宮崎商、ベスト4進出 あす福大大濠と対戦 延岡学園、神村学園は惜敗 /鹿児島
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第147回九州地区高校野球大会は3日、長崎市の長崎県営野球場などで準々決勝4試合があった。宮崎商は9―3で東明館(佐賀)に快勝。延岡学園(宮崎)は大崎(長崎)に2―3で、神村学園(鹿児島)は明豊(大分)に4―6で、それぞれ惜しくも逆転負けした。準決勝は5日に県営野球場であり、宮崎商は午後0時半から福大大濠(福岡)と対戦する。【中山敦貴、井上和也】
3発含む14安打
▽準々決勝
宮崎商(宮崎)
021401100=9
000201000=3
東明館(佐賀)
(宮)日高、長友―平松
(東)今村、加藤、日山、亀山―石井、加藤
▽本塁打 西原、中村2(宮)
▽三塁打 藤田(東)
宮崎商が3本塁打を含む14安打の猛攻で快勝した。二回に3安打と2四球で2点を先取。三回は西原太一選手(2年)のソロ、四回には中村碧人選手(同)の3点本塁打などで4点を加えた。中村選手は六回にもダメ押しのソロ。東明館は中盤に3点を返したが、前半の失点が響いた。
持ち味の堅守からリズム
○…宮崎商が投打で圧倒して九州大会ベスト4入りを決めた。チームの持ち味の堅守からリズムを作り、二回以降は打線もつながって終わってみれば14安打で9得点。同校OBの橋口光朗監督は1968年以来約50年ぶりの4強に「率直にうれしい。子どもたちと勝利をかみしめ、次の一戦でも全力を出したい」と語った。
明豊(大分)
000000033=6
001100200=4
神村学園(鹿児島)
(明)太田、京本―簑原
(神)泰、内堀、川井―中島
▽本塁打 黒木(明)
▽三塁打 福田(神)
明豊が鮮やかな逆転勝ち。4点を追う八回、黒木日向選手(2年)の2点本塁打などで1点差。九回には1死一、三塁から黒木選手の右前打で同点とし、塘原俊平選手(同)の左前適時打などで2点を勝ち越した。神村学園は七回まで無失点で優位に展開したが、4点のリードを守れなかった。
延岡学園
010000010=2
00000300×=3
大崎
(延)須藤、市原―甲斐
(大)坂本―調
大崎は1点を追う六回、村上直也選手(2年)の犠飛で同点に追いつき、調祐李選手(同)の中前適時打で勝ち越した。坂本安司投手(同)は相手打線を散発3安打に抑え完投。延岡学園は再三の好守で投手をもり立て、八回には1点を返し、なお同点の好機を作ったが後続を断たれた。