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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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対菅政権、野党に温度差 「別会派だから…」 追及の立憲・共産、提案の国民

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衆院予算委員会で質問をする立憲民主党の枝野幸男代表(左手前から3人目)。手前右端は菅義偉首相=国会内で2020年11月4日午前9時42分、竹内幹撮影
衆院予算委員会で質問をする立憲民主党の枝野幸男代表(左手前から3人目)。手前右端は菅義偉首相=国会内で2020年11月4日午前9時42分、竹内幹撮影

 立憲民主、共産、国民民主の野党3党首が4日の衆院予算委員会でそろって質問に立った。立憲の枝野幸男代表と共産の志位和夫委員長は、日本学術会議の任命拒否問題など「追及」に重点を置いたが、国民の玉木雄一郎代表は「提案型」で論戦に挑んだ。政権への対峙(たいじ)姿勢を巡る温度差は、今後の野党共闘に影響しかねない。

 「ひとり親家庭への支援、原発、学術会議。総理の生身の言葉を全く聞けなかった。残念だ」。枝野氏は質問後、菅義偉首相の答弁ぶりにあきれてみせた。特に学術会議問題への答弁をやり玉に挙げ、「自身が(行政改革の対象として)仕掛けたテーマにも答えられない。政権は何に力を入れているのか」と批判した。

 枝野氏は質問時間45分のうち、半分超の26分を学術会議問題に充てた。残りは新型コロナウイルス禍を受けたひとり親世帯への支援のあり方(6分)と原発問題(13分)。いずれの項目でも政権への追及姿勢を前面に出した。

 ひとり親世帯問題では「6割がコロナの影響で、収入を減らした」と支援を要求。首相が「状況をしっかり把握し、個々の家庭のニーズにあった生活・就労支援につなげる」と答えると、枝野氏は「それは平時の支援策だ」と切って捨て、政府の対応の遅れを非難した。

 首相が掲げた「2050年、温室効果ガスの排出実質ゼロ」に関しても、原発を新増設するのかと追及。首相が「考えていない」と述べた…

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