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2020米大統領選

2020年11月に行われた米大統領選。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏が争い、バイデン氏が勝利した。

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トランプの4年とは?(2) 「アメリカ・ファースト」自由主義の盟主に傷

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主要7カ国首脳会議でドナルド・トランプ米大統領(右)の前のテーブルに手をついて詰め寄るアンゲラ・メルケル独首相。様子を見守る安倍晋三前首相の姿も=カナダ・シャルルボワで2018年6月9日、独政府提供・AP
主要7カ国首脳会議でドナルド・トランプ米大統領(右)の前のテーブルに手をついて詰め寄るアンゲラ・メルケル独首相。様子を見守る安倍晋三前首相の姿も=カナダ・シャルルボワで2018年6月9日、独政府提供・AP

国際的な合意から次々と離脱

 トランプ氏が16年大統領選から掲げてきた「アメリカ・ファースト」は米外交の大きな方針転換につながった。オバマ前大統領のレガシー(政治的遺産)を否定するかのように国際的な合意から次々と離脱し、自由・民主主義陣営の「盟主」としての地位は損なわれた。

 トランプ氏は17年1月の就任直後、「米国にとって大惨事になり得る。国内に雇用と産業を引き戻すような公正な2国間協定に向けて交渉する」などとして環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱を発表した。

 国際協調が重視される多国間交渉よりも、国同士の力関係が反映されやすい2国間交渉を好み、カナダ、メキシコとの北米自由貿易協定の再交渉、日本や韓国、欧州連合(EU)との貿易協定交渉に重点を置いた。オバマ氏が安倍晋三前首相に直接参加を求めるほど情熱を傾けたTPPは結局、米国を除く11カ国による「TPP11」として18年12月に発効した。

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