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コロナ対応職員の3人に1人、過労死ライン超えの残業 横浜市、感染拡大の4月

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横浜市役所
横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染者が全国の市区町村で大阪市に次いで2番目に多い横浜市で、感染が拡大した4月、対応に当たっていた職員の3人に1人が過労死ラインを超える時間外勤務(残業)をしていたことが、毎日新聞の取材で判明した。横浜港に停泊したクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」での集団感染や、日ごとに増える感染者の対応に迫られた過酷な勤務実態が浮かび上がった。

 市は全国の市区町村で最多の人口375万人を抱え、新型コロナに関する検査数は政令市で最も多く8万件を超える。対応は市健康安全課が中心となって担い、市内全18区にある保健所支所から寄せられた感染者の情報を集計したり、クラスター(感染者集団)対策チームを現場に派遣して集団検査したりといった業務を行っている。

 市労務課によると、ダイヤモンド・プリンセスが横浜港に入港し、市内での初めての感染者が確認された2月から健康安全課職員の残業時間が急増した。残業がピークを迎えたのは「第1波」が襲った4、5月で、応援を含む職員(管理職を除く)1人あたりの平均はそれぞれ67時間と68・9時間だった。

 健康安全課では4月時点で39人の職員が対応にあたったが、13人の残業が80時間を超え、うち11人は…

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