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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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見つめ続ける・大震災10年

夢で笑っていた夫 「幽霊でもいい 会いたい」 思い続ける日々

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「どこにいるのかな」。自宅跡で加藤啓子さんが何度もつぶやいてきた言葉=宮城県石巻市で2020年9月18日、梅村直承撮影
「どこにいるのかな」。自宅跡で加藤啓子さんが何度もつぶやいてきた言葉=宮城県石巻市で2020年9月18日、梅村直承撮影

 家屋などの残骸が高く積み重なる東日本大震災から2カ月後の宮城県石巻市門脇町。目を真っ赤にし、素手で地面を掘る加藤啓子さん(70)に出会った。行方不明の夫和行さん(当時60歳)と父吉一さん(同87歳)を捜していた。

 「あの頃は死ぬことばかり考えていて。毎日、避難場所から泣くために自宅跡に行っていたの」と当時を振り返った。

 結婚して36年。吉一さんが営んでいた燃料店を継いだ夫は、怒ったことが一度もない優しい人。子はおらず、季節の旅行や週末のテニスを楽しみにする仲の良い夫婦だった。

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