特集

新型コロナウイルス

新型コロナウイルスのニュース、国内での感染状況を報告します。

特集一覧

新型コロナ 「昼カラ」の憩い守る 千葉の店「高齢者の希望」再開

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
感染防止用のビニールの幕で仕切ったステージでマイクを握る萩谷繁夫さん=千葉県佐倉市で10月26日
感染防止用のビニールの幕で仕切ったステージでマイクを握る萩谷繁夫さん=千葉県佐倉市で10月26日

 新型コロナウイルスの影響で、昼間に飲食店などでカラオケを楽しむ「昼カラオケ」(昼カラ)が苦境に陥っている。千葉県や福井県など各地でクラスター(感染者集団)が相次いだためだ。高齢の利用者が多く、感染リスクから休業する店もある一方、「高齢者の憩いの場を守りたい」と赤字覚悟で続ける店もある。【金子淳】

 従業員ら11人の感染者が出た千葉県佐倉市のカラオケ喫茶「トトロパートⅡ」。店内に入ると「マスクを装着願います」と書かれた大きな張り紙が目に入った。「こんなときだからこそ歌は明日への希望になる。コロナに負けるか、という気持ちだ」。店主の萩谷繁夫さん(76)は店を再開した思いを打ち明けた。

 店に感染者が立ち寄ったと保健所から連絡を受けたのは、7月下旬のことだった。その後の検査で従業員らの感染が相次いで判明し、店は休業。当時から店内では換気や消毒を徹底しており、どのタイミングで感染したのかはいまも分からないままだ。

この記事は有料記事です。

残り1015文字(全文1422文字)

【新型コロナウイルス】

時系列で見る

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集