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米国の選択

トランプ米大統領が2020年大統領選への立候補を正式に表明し、再選に向けた活動を本格化させた。選挙スローガンは前回から「米国を偉大なままに」と変わったが、訴えの中身は変わらないまま。分断した政治状況の中で、自身の支持層の共感のみを追求するスタイルを貫く構えだ。

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2020年大統領選 米社会分断、色濃く 法廷闘争が現実味(その2止)

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米大統領選の日程と起こり得るシナリオ
米大統領選の日程と起こり得るシナリオ

結果巡り泥沼化も

 米大統領選の開票作業は、新型コロナウイルスの感染拡大から郵便投票が大幅に増え、一部の州で遅延を余儀なくされた。接戦となっている東部ペンシルベニア州と中西部ミシガン州は当初から、「開票作業には数日かかる」と宣言していたが、この二つの州の結果が大統領選の行方を左右する可能性が出てきた。

 郵便投票を利用するのは民主党支持者が多いと言われている。トランプ米大統領は4日未明、ホワイトハウスで、開票作業が終了しないことに不満を漏らしたうえで、「連邦最高裁に持ち込む」と述べ、各州の開票作業を止めるよう最高裁に求める考えを示唆した。

 実際には各州に権限がある開票作業を止めるのは困難だが、開票日に先立ち、「票の集計をいつまで続けるか」などを巡って各州で訴訟が起き、一部は連邦最高裁が判断する事態になった。今後もペンシルベニア州などで3日より後に到着した票を数えるかについて、争われる可能性がある。

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