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結果巡り泥沼化も
米大統領選の開票作業は、新型コロナウイルスの感染拡大から郵便投票が大幅に増え、一部の州で遅延を余儀なくされた。接戦となっている東部ペンシルベニア州と中西部ミシガン州は当初から、「開票作業には数日かかる」と宣言していたが、この二つの州の結果が大統領選の行方を左右する可能性が出てきた。
郵便投票を利用するのは民主党支持者が多いと言われている。トランプ米大統領は4日未明、ホワイトハウスで、開票作業が終了しないことに不満を漏らしたうえで、「連邦最高裁に持ち込む」と述べ、各州の開票作業を止めるよう最高裁に求める考えを示唆した。
実際には各州に権限がある開票作業を止めるのは困難だが、開票日に先立ち、「票の集計をいつまで続けるか」などを巡って各州で訴訟が起き、一部は連邦最高裁が判断する事態になった。今後もペンシルベニア州などで3日より後に到着した票を数えるかについて、争われる可能性がある。
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