抗菌薬、正しく使って 処方量多い20~30代女性 専門家、薬剤耐性菌増を懸念

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抗菌薬のセファロスポリン薬=河内敏康撮影
抗菌薬のセファロスポリン薬=河内敏康撮影

 薬剤耐性(AMR)をもたらす抗菌薬の使いすぎが世界的に問題になる中、医療機関から抗菌薬を処方される量が、20~30代の若い女性は同じ年齢層の男性と比べて多いとの調査結果を、国立国際医療研究センターがまとめた。若い女性の方が医療機関を受診する機会が多く、抗菌薬の処方に結びつきやすいとみられる。AMRによって30年後には世界で1000万人もの死者が出るとも指摘されるが、専門家は抗菌薬の過剰使用につながらないよう、患者は不必要に求めず、医師も不要な人に処方しないことを求めている。

 調査は、2013~19年の全国の抗菌薬処方量について、厚生労働省の調剤報酬明細書(レセプト)などのデータベースを使って分析した。19年の人口1000人あたりの1日の抗菌薬処方量は、20代は女性が男性より5割、30代は4割も多かった。40~50代も女性の方が多かったが、2割程度にとどまった。

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