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米国の選択

トランプ米大統領が2020年大統領選への立候補を正式に表明し、再選に向けた活動を本格化させた。選挙スローガンは前回から「米国を偉大なままに」と変わったが、訴えの中身は変わらないまま。分断した政治状況の中で、自身の支持層の共感のみを追求するスタイルを貫く構えだ。

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2020年大統領選 オハイオ州 揺れた、共和支持一家

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孫のジョージさん(右)と討論するプリシラ・ミードさん=米中西部オハイオ州アッパーアーリントンの自宅で2020年10月、國枝すみれ撮影
孫のジョージさん(右)と討論するプリシラ・ミードさん=米中西部オハイオ州アッパーアーリントンの自宅で2020年10月、國枝すみれ撮影

元市長・祖母「トランプは無知」/迷う25歳孫「束縛嫌う人多い」

 激戦州の一つ、米中西部オハイオ州はドナルド・トランプ候補の勝利が確実となった。トランプ氏への評価は、共和党支持者の間でも分かれる。投票前、ある家族に本音を聞いた。

 州都コロンバス郊外の高級住宅地アッパーアーリントン。共和党の元市長で州議員も務めた女性、プリシラ・ミードさん(76)を訪ねると、「トランプは無知。大統領の権力をふりかざし、混乱を引き起こしている」と語り、既に民主党のジョー・バイデン候補に事前に郵便投票を済ませたという。

 「素人にジャンボ機を操縦させるようなもの」。プリシラさんのトランプ評は散々だ。4年前も共和党支持ながら、プリシラさんは民主党のヒラリー・クリントン候補に投票した。当時は苦渋の決断だったが、今回は迷いはない。「バイデンは中間層のことを考え、議会と協力する方法も知っている」

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