井上靖の「上の家」保存を 観光協会などがCFスタートへ 伊豆・湯ケ島

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 作家、井上靖(1907~91年)の自伝的小説「しろばんば」にも登場する静岡県伊豆市湯ケ島の井上家本家・上(かみ)の家(いえ)の保存修理資金を集めようと、伊豆市観光協会天城支部と井上靖ふるさと会が6日からクラウドファンディング(CF)を始める。目標金額は100万円。ふるさと会の宇田治良会長(63)は「『上の家』は井上文学のシンボル。湯ケ島の宝として未来永劫(えいごう)残していきたい」と話す。

 上の家は1872年ごろ、井上の曽祖父が建てた土蔵造りの2階建て。少年時代の井上は30メートルほど離れた分家の「下の家」で戸籍上の祖母と暮らし、昼だけを上の家で過ごした。当時の模様は「しろばんば」に生き生きと描写されている。川端康成が井上の祖父と囲碁を打つため、しばしば訪れた歴史もある。

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