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リモートワーク最前線

インターネットや柔軟な働き方の導入で「会社から離れて働く」ことが注目されています。「働くこと」はどう変わる?

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生後6カ月の息子を連れて行く 抱っこひもで1泊2日のワーケーション

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記者が仕事をしていている間、抱っこひもに入った息子はニコニコしていた=栃木県那須町で10月7日午後3時撮影
記者が仕事をしていている間、抱っこひもに入った息子はニコニコしていた=栃木県那須町で10月7日午後3時撮影

 生後6カ月の息子の鼻から、スー、スーという寝息が漏れ始めた。さあ、これからがお仕事タイム。宿泊先で、腕まくりをして原稿執筆を始める。コロナ禍による観光客減少の代替として旅と仕事を組み合わせたワーケーションが注目されている。子ども3人を育てる記者が、末っ子と挑戦した「ワンオペ赤ちゃん連れワーケーション」。抱っこひもで息子を抱えて1泊2日の旅に出かけてみた。【今村茜/統合デジタル取材センター】

リモートワークの広がりで注目される

 「ピンポーン」。すっかり暗くなった森の中に、呼び鈴の音が響いた。宿泊するコテージのドアを開けると、夕食を届けてくれた施設スタッフだった。

 丁寧にラップで包まれたお鍋と揚げ物、おひつに入ったほかほかのご飯だった。東京の自宅では毎日息子をおんぶしながら食事の支度をして腰痛が悪化していた。上げ膳据え膳の食事に涙がこぼれそうになった。

 その時、息子はというと、テーブル横のカゴの中にすっぽりと収まったまま、気持ちよさそうに寝息をたてている。まだお座りもできない息子のため、宿に備え付けられていた小物入れカゴを無断借用してしまった(ごめんなさい)。バスタオルを上からかけてやり、息子が寝ている間にと、手を合わせて夕食をかきこんだ。

 温泉やリゾート地に滞在しながら働く「ワーケーション」が注目されたのは、コロナ禍でリモートワークが浸透したことも要因とされる。旅好きの記者は2年前から、小学生の2人の娘を連れて夏休みなどに親子ワーケーションを実践してきた。しかし、春に第3子を出産し、さらにコロナ禍でワーケーションはしばらくお預けだと思っていた。

 ただ、…

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