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アイヌにルーツを持つ現代彫刻家、砂澤ビッキが、がんのため57歳の若さで亡くなって31年。ビッキが愛した北海道北部の音威子府(おといねっぷ)村には作品などの遺産が残り、「森と匠(たくみ)の村づくり」を進める村の精神的支柱となっている。ビッキが最後の10年余りを過ごした人口約700人の村を訪ねた。
85年夏、先週の本欄で紹介した北海道・二風谷(にぶたに)で、札幌アイヌ協会会長などを務めた樺修一さん(故人)と酒席をともにし、意気投合した。翌年3月に連絡すると「音威子府にいる」という。導かれるまま国鉄宗谷線筬島(おさしま)駅近くの廃校を訪ねると、樺さんと見知らぬひげ面の男性がいた。それがビッキだった。
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