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きょうは何の碑

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米相場中継場 「早く」「遠くへ」 旗振り通信網

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米相場を旗振りで伝える石堂ケ岡中継場があったことを伝える碑=大阪府茨木市の茨木カンツリー倶楽部で2020年9月22日午後1時36分、相原洋撮影
米相場を旗振りで伝える石堂ケ岡中継場があったことを伝える碑=大阪府茨木市の茨木カンツリー倶楽部で2020年9月22日午後1時36分、相原洋撮影

 大阪・茨木市と豊能町の境にある山・石堂ケ岡(標高680・1メートル)。今はゴルフ場・茨木高原カンツリー倶楽部の敷地になっている。クラブハウスの玄関前に、ひさしに届きそうなほど大きな碑が。「米相場 京え知らすに旗振りし ここが昔の相場たて山」と刻む。裏には「堂島米相場中継場跡地」と。かつて、この山で米相場を伝達する旗が振られていたのだ。

 江戸中期には、大坂の米相場は全国基準になっていた。電話や電報などない時代。堂島米会所の相場情報の伝達には飛脚が使われた。だが、1日以上かかることも。商人は一刻も早く情報を得たい。大もうけにも、大損にもつながるのだから。活躍したのが旗振り通信だった。

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