大垣共立銀行(大垣市)の頭取を26年務めた同行会長の土屋嶢(たかし)さんが新型コロナウイルスに感染して入院し、4日、呼吸不全で死去したことを受け、県内から悼む声が相次いだ。【井上知大、黒詰拓也】
大垣市の小川敏市長は「大きな体で、懐深く多くの方々の要望に応えられると同時に、思いもつかない新しい発想で次々とユニークなサービスを展開された。理想的なリーダーでした」。約30年間の付き合いがあるという大垣市選挙区の猫田孝県議(80)は毎日新聞の取材に「大垣の財界の中心人物を失い、残念だ。アイデアある経済人であり、文化人でもあった」と故人を惜しんだ。
また古田肇知事は「県経済の発展や県政の推進に多大なご尽力をいただいた。偉大なリーダーを失ったことは、誠に痛恨の極み」。県商工会議所連合会の村瀬幸雄会長(十六銀行頭取)は「コロナ禍にあり、県経済の再生に一致団結して取り組まなければならない今、経験豊かな経済人を失ったことは、県にとって大きな損失」とのコメントを発表した。
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