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菅義偉首相が10日にも全閣僚に指示する追加経済対策と今年度第3次補正予算案の編成方針原案が5日判明した。新型コロナウイルスの感染拡大防止▽ポストコロナに向けた経済構造の転換▽防災減災・国土強靱(きょうじん)化――を3本柱に、首相が重要政策に据えるデジタル化や脱炭素関連予算も計上する。「守りから攻め」(与党幹部)を意識した大規模補正になる見通しで、与党幹部によると、予算総額は自民、公明両党幹部が求める「10兆~15兆円」を上回る可能性が出てきた。
自民、公明両党の幹事長、国対委員長は5日、国会内で会談し、この3本柱を前提とした3次補正の編成を政府に求めることで一致した。2021年度当初予算案は前年度並みの100兆円強にとどめる一方、3次補正に首相肝いりの成長戦略・構造転換関連予算を先取りして計上する方針だ。3次補正は12月中旬までに閣議決定し、21年1月に召集される通常国会の冒頭で審議、成立させるとみられる。政策実現の「スピード」を追求す…
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