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ミャンマー、8日に総選挙 スーチー氏、コロナ禍でも強行の理由は

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支持者に手を振るミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相=ネピドーで10月20日、AP
支持者に手を振るミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相=ネピドーで10月20日、AP

 ミャンマーで8日、任期満了に伴う総選挙(上下院、地方選)が投開票される。アウンサンスーチー国家顧問兼外相が率いる国民民主連盟(NLD)が、単独過半数を維持できるかが焦点だ。国内では新型コロナウイルスの感染が拡大しており、野党は選挙の延期を求めているが、政府は強行することを決めた。なぜ、スーチー氏は選挙を焦るのか。

国軍系や少数民族政党、活動制限に不満

 「力を合わせてコロナを克服し、選挙を成功裏に実施しよう」。スーチー氏は10月6日、オンラインでこう述べ、選挙の重要性を強調した。ミャンマーでは当初、新型コロナの流行が抑えられていたが、8月下旬から最大都市ヤンゴンなどで急増。ここ数日は、1日あたりの新規感染者が1000人前後で推移している。

 選挙では上下両院664議席のうち、国軍最高司令官が任命する軍人議員枠166議席を除く498議席が改選される。2015年の前回選では、NLDは改選議席の約8割にあたる390議席を獲得し、国軍系の連邦団結発展党(USDP)を圧倒。半世紀ぶりに文民政権を樹立した。

 今回は、USDPや少数民族政党などがNLDにどこまで迫れるかが焦点だが、新型コロナが選挙に影を落とす。NLDの大票田は都市部のため、野党は地方での選挙活動を重視しているが、一部地域で集会や移動が制限されている。野党からは「公正な選挙戦ができない」と批判の声が上がる。

 また、選挙管理委員会は10月中旬、少数民族の武装勢力と国軍が衝突している西部ラカイン州などで安全な選挙が見込めないとして、投票を中止すると発表した。少数民族政党側は声明で「投票が中止された多くの地域では前回選で少数民族政党が勝利しており、選管の公平性を疑う」と非難する。

公約果たせず人気に陰り?

 スーチー氏が、選挙を強行する理由は何か。…

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