安土城復元計画「バーチャルで再現」検討 資料ほとんどなく建設困難 滋賀

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安土城天守閣の20分の1大の模型=滋賀県近江八幡市安土町小中の安土城郭資料館で2020年1月22日午後4時26分、蓮見新也撮影
安土城天守閣の20分の1大の模型=滋賀県近江八幡市安土町小中の安土城郭資料館で2020年1月22日午後4時26分、蓮見新也撮影

 戦国武将・織田信長が築いた安土城(滋賀県近江八幡市)の天守復元に向けて県が進めていたプロジェクトについて、三日月大造知事は2日、VR(仮想現実)などのデジタル技術を活用し天守を再現する案を軸に最終的な検討に入ると明かした。年内をめどに最終案をまとめる。【小西雄介】

 安土城が2026年に築城450年を迎えるのを前に、県は19年度に「『幻の安土城』復元プロジェクト」を始動させた。しかし、安土城は設計図や城を描いた絵など、当時の資料がほとんど残っておらず、復元の大きなハードルになっている。

 県は今年7月に開いた同プロジェクトの検討会議で、天守の復元方法として「現地に建設する」「デジタル技術を応用して『再現』する」などの4案を提示。9~10月に意見を公募した。県内外から寄せられた120件の意見を集計すると、「(城を)建てなくてもよい」が53・3%で、「建ててほしい」の43・3%を上回った。建設反対の意見の中では「デジタルがよい」との回答が最も多い59・4%だった。

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