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#セカンドキャリア

「着やせの神」は元日本一のアスリート 五輪を諦めデザイナーになった理由

コーディネート前(左)と着やせコーディネート後の元レスリング選手の岡田友梨さん=東京都調布市で2020年9月7日、小川昌宏撮影

 着やせコーディネートのカリスマとして、インスタグラムのフォロワー数が11万を超える岡田(旧姓・甲斐)友梨さん(36)。女子レスリングで日本一に輝いた五輪候補選手だった。突然の引退、借金とアルバイト……。ある思いを胸に、第二の人生で「着やせの神」と呼ばれるようになった。【円谷美晶】

「人って変われるんです」

 「ロングカーディガンで縦の意識をつけて」「Vネックの間に違う色を挟むとすっきり見えます」。服の組み合わせを変えてコーディネートを紹介していく。動画配信する舞台は職場を兼ねた自宅の一室。トップス、スカートにパンツなど、多様なアイテムが並ぶ。服を着る前と着た後の写真を見比べれば、その着やせ効果はわかる。

 「体形に悩んで、自分に自信を持てない人はたくさんいるんです。ファッションに興味を持ち始めた中学時代から、どんな素材や形を着れば細く見えるかを研究してきました。コーディネートの引き出しはあるし、悩んでいる人に共感できます」

 着やせをテーマに主宰するオンラインサロンの会員は約130人。立ち上げたファッションブランドでは、女性アスリートの体形の特徴に合わせた洋服を販売する。その原点は選手時代にあった。

 「レスリングの記憶は何回思い出しても涙が出るぐらい悔しいことばかり。みそじでアルバイトをしていた時は『あんなに大きなことを言って(レスリングを)やめたのに恥ずかしい』と思っていました。この社会でどれだけの人がそういう気持ちを抱えているんだろう。だからこそ、失敗も表に出していこうという考えに今は変わりました」

尊敬する先輩の姿に引退決断

 レスリングは高校1年で始めた。名門の中京女子大(現至学館大)に進学し、2学年上には吉田沙保里さんがいた。卒業後も五輪を目指して…

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円谷美晶

毎日新聞東京本社運動部。1985年、東京都生まれ。2009年入社。北海道報道部、千葉支局を経て、東京社会部では気象庁や東京都庁を取材。18年から東京運動部で五輪取材班となり、体操、トライアスロンなどを担当。高校までの部活動は陸上で中・長距離の選手。いつも皇居周りを走っていた。

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