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福島第1原発事故による避難指示を乗り越えて農業を再開した2人が5日、修学旅行で南相馬市を訪れた岩手県陸前高田市立高田東中学校の3年生58人に「農業を続けるということ」と題し体験を語った。県相双農林事務所が主催した。
2人は、同市小高区で水稲や大豆を栽培する飯崎生産組合代表の水谷(みずがい)隆さん(59)と、飯舘村から避難した復興牧場「フェリスラテ」(福島市)社長の田中一正さん(49)。
水谷さんは、警戒区域の解除後、農地の保全管理を始め、試験栽培から実証栽培に移った。働き手不足を補うため、先端技術を使ったスマート農業に取り組む。昨年の台風19号と大雨でも浸水被害に見舞われたが、「痛めつけられても、やる気があればなんとかなる。自分が何をやりたいか、何になりたいかで決まる」と強調した。
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