精神障害のある人などが自身の生きづらさを研究対象とし、仲間と対話しながら対処法を探る「当事者研究」の提唱者、向谷地生良(むかいやちいくよし)さんを招いたイベントが10月22~24日、大阪市西成区のあいりん地区(釜ケ崎)などで開かれた。ワークショップや講演会で、釜ケ崎の日雇い労働者や子どもたちの支援に携わる参加者らが当事者研究を学んだ。【谷田朋美】
向谷地さんは仲間とともに1984年、北海道浦河町に精神障害のある人たちの地域活動拠点「浦河べてるの家」を設立。理事を務める。「弱い人が中心になることで管理社会とは異なるコミュニティーが生まれる」という釜ケ崎との共通点に着目した大阪大の村上靖彦教授(現象学)が「誰もが安心して暮らせる社会について考える契機にしたい」と企画した。
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