欧州連合(EU)は6日、ベラルーシ大統領選の不正を訴える抗議活動への弾圧を続けていることへの責任を問い、同国のルカシェンコ大統領や高官ら15人を制裁対象に追加することを決めた。ルカシェンコ氏の5期目の任期が5日で終わる中、欧米諸国は再選挙の実施や暴力の停止を求めているが、ルカシェンコ政権は強硬姿勢を崩しておらず、政治危機の収束が見通せない状況が続いている。
EUが新たに渡航禁止や資産凍結を科したのは、ルカシェンコ氏や長男ビクトル氏、セルゲエンコ大統領府長官ら。EUは10月2日にベラルーシの高官40人への制裁を決めたが、反対派との対話を促すためルカシェンコ氏を対象から外していた。しかし、その後も状況は改善されず、「大統領として暴力的な弾圧への責任がある」と制裁に加えた。英国やカナダは9月末にルカシェンコ氏に制裁を科している。
この記事は有料記事です。
残り525文字(全文892文字)
毎時01分更新
日本と韓国は、葛藤を乗り越えられないまま、2021年の歩み…
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の再発令を受け、…
終息が見えない新型コロナウイルスについて、菅義偉首相ら政府…