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気候危機を前に、あるパラリンピアンは「ビーガン」に 驚きの決断の背景とは

プールが使えない期間、海や川で練習し、泳ぎの感覚を維持した一ノ瀬メイ=ツイッターから

 新型コロナウイルスの感染拡大でスポーツが現場を失った間、競技から社会へと目を移したアスリートは多い。パラ競泳の一ノ瀬メイ(23)=近大職員=が関心を向けたのは、差し迫る気候危機だった。来夏の東京パラリンピック出場を目指す中、選んだ驚くべき決断とは――。

 きっかけは4月に見た1本のドキュメンタリー番組だった。昨年から強豪オーストラリアの大学チームで武者修行を積んでいたが、3月には東京オリンピック・パラリンピックの延期が決まり、現地では外出も制限されていた。そんな時、自宅で見た番組に衝撃を受けた。

 番組は「気候変動は人類が直面する最大の脅威であり、その要因に畜産が大きく関連している」と伝えていた。家畜はげっぷやふん尿などから地球温暖化への影響が大きいメタンガスを排出するだけでなく、家畜を飼育するには大量の水や穀物、土地が必要で、森林伐採や放牧の行き過ぎで緑が失われている――とのリポートだった。

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田原和宏

毎日新聞東京本社運動部。1972年、奈良県生まれ。教職などを経て2001年入社。06年からスポーツ取材に関わり、福岡、大阪勤務を経て13年から現職。16年リオデジャネイロ五輪では体操、卓球などを担当。東京五輪取材班キャップ。スポーツクライミングなど新競技にも注目する。職業病なのか、「おかしいやろ」が口癖。

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