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米国の選択

トランプ米大統領が2020年大統領選への立候補を正式に表明し、再選に向けた活動を本格化させた。選挙スローガンは前回から「米国を偉大なままに」と変わったが、訴えの中身は変わらないまま。分断した政治状況の中で、自身の支持層の共感のみを追求するスタイルを貫く構えだ。

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2020年大統領選 バイデン氏勝利 変化への一歩に

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ジョー・バイデン前副大統領の演説に聴き入るジョイアナ・ヤンシーさん(中央)。右は友人のカーラ・ワシントンさん=米東部デラウェア州ウィルミントンで7日、隅俊之撮影
ジョー・バイデン前副大統領の演説に聴き入るジョイアナ・ヤンシーさん(中央)。右は友人のカーラ・ワシントンさん=米東部デラウェア州ウィルミントンで7日、隅俊之撮影

社会の融和、移民ら願う

 激戦となった米大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が当選を確実にした7日、全米ではバイデン氏の支持者らが歓喜に沸く一方、共和党のドナルド・トランプ大統領(74)の支持者らは、開票結果への不満を訴えた。「社会の分断」の解消に向けた道のりは険しい。

 バイデン氏は7日夜、地元のデラウェア州ウィルミントンで勝利演説を行い、集まった支持者ら約1000人が見守った。「分断ではなく結束を目指す大統領になる」。バイデン氏の訴えを聞きながら、人々はあるべき米国社会の姿を問い直していた。

 新型コロナウイルスの影響で演説会場には入れないため、支持者らはそばの駐車場に集まり、設置された大型モニターで演説に耳を傾けた。「当選確実」が伝えられた同日昼から、民主党カラーの青色の旗や手作りのプラカードなどを持って続々と詰めかけた。投開票日の3日以降も当選確実がなかなか出ない中、数日前から待ち続けた人もいた。

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