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自動運転バス 岐阜市が公道で実証実験 運転士乗せ、緊急時はハンドル操作

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自動運転で走るバスの車内。運転手がハンドルを離した状態でバスが動き出す=岐阜市で2020年11月9日午後0時14分、井上知大撮影

 岐阜市は12~15日、自動運転バスを公道で走らせる県内初の実証実験を市内中心地で始める。1日5回、公募で選ばれた市民5人ずつ計100人を乗せて走り、実用化に向けた課題を探る。

 実証実験では路線バスでも活用可能な36人乗りの「小型バス」で、自動運転の技術を持つ群馬大学(前橋市荒牧町)が所有するバスを活用する。車体にはレーザーセンサーやカメラ、全地球測位システム(GPS)などが搭載され、信号の色や車両位置、車間距離などを認識することでブレーキやアクセル、ハンドル操作を自動で行う。ただ技術は発展途上の部分も多く、今回は市内で路線バスを運行する岐阜バス(岐阜市九重町)の運転手が運転席に座り、緊急時にはハンドルを握り、手動運転に切り替える。

 バスはJR岐阜駅前で市民を乗せ長良橋通りを北上、若宮通りとの交差点を左折し、続く金華橋通りとの交差点を左折して南下する3キロの循環ルートを走る。金(こがね)町の金華橋通り沿いにある金(こがね)公園を発着して同コースを巡るバスもある。

 自動運転バスの実証実験は全国各地で行われており、免許を返納した高齢者の足となることや公共交通機関の人手不足解消に期待されている。市は今回の実験に関して2020年度当初予算に「都市建設総務費」として930万円を計上している。

自動運転は6~7割 停車時に揺れも

公道を走る自動運転の小型バス=岐阜市で2020年11月9日午前11時31分、井上知大撮影

 9日には自動運転バスのプレス向け試乗会があった。実際に乗車すると、約3キロの走行区間の6~7割程度が自動運転で、残りは手動運転だった。路肩の駐車車両をよける際や、GPSの感度が高層ビルに妨害されて弱くなる際には、手動運転に切り替わる。バスは運転手がブレーキを踏むと、手動運転に切り替わる仕組みになっている。

 自動運転中は赤信号を認識すると「赤信号を検出しました」との音声案内とともに停車する。直線やカーブの走行に違和感はないが、停車時はガクンと体が揺れるほど勢いよく止まるため、改良の余地もありそうだ。この日、プレスに先駆けて乗車した柴橋正直市長は「現時点でただちに実用化するのは難しく、技術の進歩を待ちたい。一日も早く公共交通機関として走らせたい」と話していた。【井上知大】

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