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「貧すれど貪せず」。この言葉をご存知だろうか。よく耳にする「貧すれば鈍する」は、「暮らしが貧しくなれば、心までも貧しくなる」という意味で使われる。それとは真逆の言葉であり、人口1600人の小村である長野県泰阜(やすおか)村の“魂の言葉”だ。
昭和初期の世界恐慌。泰阜村でも村民の生活は窮乏していた。村では教員に給料を支払えず、給料を村に返上して欲しいと要望した。それに対して当時の校長は、「お金を出すのはやぶさかではないが、目先の急場をしのぐために使うのではなく、むしろそのお金をもって将来の教育振興に役立てるべきだ」と、将来を担う子どもの情操教育のための美術品購入を村に提言した。
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