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私の記念碑

囲碁棋士 石田芳夫/4止 引き際、治勲に託す

=内藤絵美撮影

 抜群の形勢判断能力で中終盤を正確に打ち回す姿は「コンピューター」の異名を取った。1975年の本因坊戦七番勝負は名誉本因坊(現在の永世本因坊)になれる5連覇が懸かった。当時、名人戦の主催を読売新聞から朝日新聞に移管するかどうかで囲碁界は大揺れ。「私は移行派で、挑戦者の坂田(栄男九段=二十三世本因坊栄寿)先生は読売派で、名人戦問題が微妙に影響して。普段応援しない人も声を掛けてくれて、その時ばかりは普段しない神頼みをしました」と苦笑する。フルセットで辛くも防衛を果たした。7大タイトル獲得9期、他棋戦を含めた優勝回数は24回を数える。

 第一線で活躍する一方で、アマチュアの指導にも心を砕いてきた。83年には東京・代々木上原に囲碁道場を開き、今春まで40年近く続いた。本も入門から高段者向けまで100冊以上出し、出版数は棋士の中でも群を抜く。会合の席で初心者に囲碁を教え、1時間とたたないうちに、ヒントを与えながら有段者向けの詰め碁を正解に導いたこともある。「プロは分かりやすく、興味を持たせる工夫をしないといけない。囲碁は難しく見える…

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