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米大統領選 バイデン氏、勝利宣言 西川賢氏・津田塾大教授/渡部恒雄氏・笹川平和財団上席研究員

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オバマ氏の演説想起 西川賢氏 津田塾大教授(米国政治)

 バイデン氏は勝利演説で「この国の可能性に懸けよう」と呼びかけ、語るべき理想をきちんと常識的な言葉で紡いだ。大統領になる人にふさわしい演説で、好印象だった。米国全体を代表する偏りのない大統領を目指す意志が感じられ、民主党支持者の間では「民主主義のリーダーになるべき人が戻ってきた」と感じた人が多かったのではないか。

 今回の勝利演説は、2008年のオバマ前大統領の勝利演説を想起させた。米国社会の分断を克服し、敵対することをやめようというバイデン氏の訴えは、オバマ氏の言葉と重なる。しかし、社会の分断はオバマ政権時代より深刻だ。理想を語っても、(対立する)相手側が耳を傾けているのかどうか、それが本当に実現できるかは分からない。

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