米大統領選で国際協調を重視する民主党のバイデン前副大統領が勝利を宣言し、トランプ政権下でエスカレートした米中貿易戦争は悪化に歯止めがかかる可能性が出てきた。ただ、ハイテク分野などでの摩擦は続きそうで、対立の行方はなお予断を許さない。
「あなたのようなやり方ではなく、同盟国や友好国と連携して中国に国際ルールを順守させる」。バイデン氏は選挙戦終盤の討論会でトランプ大統領が仕掛けた米中貿易戦争を糾弾した。
トランプ政権は、知的財産権侵害など中国の不公正な貿易慣行の是正を求め、2018年以降、対中制裁関税を次々と発動。中国側も報復関税で応酬し、約2年にわたる貿易戦争に発展した。その後、米側は追加関税の一部を緩和したが、年間輸入総額3700億ドル(約38兆円)相当の中国製品に対して最大25%の追加関税は維持されたままだ。
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