「戦争後遺症」語り合う場 交流館半年「見えない怖さ伝えたい」 東京・武蔵村山

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講演で「戦争を二度と起こしてはならない」と訴えた黒井秋夫さん=東京都国分寺市で2020年11月8日午後3時27分、青島顕撮影
講演で「戦争を二度と起こしてはならない」と訴えた黒井秋夫さん=東京都国分寺市で2020年11月8日午後3時27分、青島顕撮影

 戦場で負った心の傷で苦しむ人たちや家族が体験を語り合う「交流館」を東京都武蔵村山市中藤の黒井秋夫さん(72)が自宅前に開設して11月で半年になり、入館者が250人に達した。黒井さんは8日、国分寺市で講演し「目に見えない戦争の怖さを伝えたい」と、戦争後遺症の語り部を続ける決意を語った。

 黒井さんは、父慶次郎さん(1912~89年)の無気力な態度に悩まされ、親子の会話もほとんど成立しなかったという。「何を考えているか分からず、父親として尊敬できなかった」

 父が亡くなり、四半世紀がたった2015年末、黒井さんは米国のベトナム帰還兵が心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を語るDVDを見て、父を思い出した。父は2回計6年間召集され、中国の戦場にいた。

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