「『全集中』で臨む」 野口さん、3回目の宇宙船飛行前に抱負

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11月14日の打ち上げを前に、オンラインでの記者会見に臨む野口聡一宇宙飛行士=2020年11月9日、スクリーンショットから
11月14日の打ち上げを前に、オンラインでの記者会見に臨む野口聡一宇宙飛行士=2020年11月9日、スクリーンショットから

 14日午後(日本時間15日午前)に米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」で国際宇宙ステーションに向かう野口聡一宇宙飛行士(55)が9日、打ち上げ前最後のオンライン記者会見に臨んだ。米スペースシャトル、露ソユーズ宇宙船の搭乗に続く3回目の宇宙飛行で、3種類の宇宙船に搭乗するのは史上3人目。野口さんは「宇宙飛行士冥利に尽きる。切り込み隊長役を仰せつかったので、『全集中』で臨みたい」と、人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のセリフを引用して意気込みを語った。

 野口さんは8日、発射基地があるケネディ宇宙センター(米フロリダ州)に到着。9日には自身が乗るクルードラゴンを搭載したロケット「ファルコン9」が発射棟に移動する様子を見届け、「すごく感慨がある。いよいよまたこの日がやってきたな、と。小学生が運動会の前に寝られないようなわくわく感と、仲間と一緒に大事な日を迎える緊張感、両方がある」と心境を述べた。

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