連載

沿岸南行記

津波の爪痕、復興の息吹。東日本大震災直後に当時の盛岡支局の記者らが電車やバスなどを乗り継いで被災地を南へと向かい、そこで生き抜く人々の今を伝えました。

連載一覧

沿岸南行記

岩手の200キロ 住宅こそ自立への一歩

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
岩手県陸前高田市
岩手県陸前高田市

 大きな縦揺れに続き、暗闇が降ってきた。久慈市から陸前高田市まで約200キロ、岩手県沿岸の取材を終え、内陸部の遠野市で知人宅にいた7日深夜の余震。昼に微弱な揺れを感じ、知人と「まだ余震が続くね」と話したばかりだ。せっかく復旧したのに、また停電か。やりきれない。

 電車やバスなどで南に進んだ約半月で3度、「寒さ」と「がれきのほこり」にやられた。避難所巡回バスを気温0度の中2時間待った日や、がれき集積場近くを歩いた日は、寝床で悪寒に襲われた。風呂に2日間入れずにいたら、ほこりの付いた手で…

この記事は有料記事です。

残り366文字(全文609文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集