奈良県が財政悪化の5市町に「重症警報」 データ公表、危機的状況の改善促す

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奈良県庁=奈良市で2019年2月24日、中津成美撮影
奈良県庁=奈良市で2019年2月24日、中津成美撮影

 奈良県の荒井正吾知事は11日の定例記者会見で、2019年度の普通会計の決算状況が特に悪いと認めた5市町に、病に例え「重症警報」を「発令」した。危機的な財政状況を住民に知らせることで、市町長が積極的に改善に取り組むよう強く促す狙い。人件費や公債費(借金返済費)、貯金にあたる基金残高などの詳細なデータを表した5市町の「財政カルテ」も公表し、要因も示した。【久保聡】

 警報が発令されたのは、奈良市▽五條市▽宇陀市▽平群町▽河合町の5市町。県は今後、5市町の職員との「合同勉強会」を設置し改善策を検討、市町長に提案する方針。荒井知事は会見で「(財政改善に)自発的な努力がないところもある」とし、「入院しなさいということ」と語気を強めた。県によると、同様の取り組みは全国でも例がないという。

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