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「予約入らない」 忘年会シーズン前に夜の街が悲鳴 コロナまた拡大、力尽きる事業者も

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客が少ない店内でスマートフォンを見て年末の予約状況を確認する徳永竜太郎さん。忘年会の予約はまだ1件しかない=福岡市博多区中洲で2020年11月10日午後7時9分、中里顕撮影
客が少ない店内でスマートフォンを見て年末の予約状況を確認する徳永竜太郎さん。忘年会の予約はまだ1件しかない=福岡市博多区中洲で2020年11月10日午後7時9分、中里顕撮影

 全国で新型コロナウイルスの新規感染者が再び増加している。政府の旅行需要喚起策「GoToトラベル」などで人の往来が徐々に戻り、光明を見いだしていたところでの再拡大に事業者の落胆は大きい。飲食業者は書き入れ時の忘年会シーズンを前に集客を見込めず、途方に暮れている。

 九州最大の歓楽街、福岡市博多区の中洲。クラブの男性店長(34)は浮かない表情だった。「例年ならこの時期、数十件は忘年会の予約が入っている。しかし今年はゼロだ」。国の緊急事態宣言に伴う休業要請が出た4~5月は店を閉めた。再開後も中洲の他の店でクラスター(感染者集団)が発生し、福岡県の2次会自粛要請が出るなどしたため客足は戻らない。

 そんな中、忘年会シーズンはかすかな望みだったが、見通しは暗い。政府の飲食業界支援策「GoToイート」も接待を伴う店は対象から外れた。「お世話になってきた企業さんにも案内状を出しにくい。終わりが見えないのがつらい」

 「博多牛たん たん博(ひろ)」も忘年会の予約がまだ1件。例年なら1組10~15人で10組前後の予約が入っている時期だという。「こんなの初めて。今年は期待できない」。店長の徳永竜太郎さん(44)は諦め顔でつぶやく。

 店は入り口の扉を開けてこまめに換気し、テーブル席の間に間仕切りを設けている。それでも団体客はめっきり減り、2人組が大半を占めるようになった。「企業も自粛ムードで皆、外で飲まなくなった。団体で中洲に出かけることもない」。徳永さんは客が少ない店内で肩を落とした。

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