「今回はセックスの話をします」「排せつのコントロールは難しい」。動画で明るく語る鶴岡市の渋谷真子さん(29)は、医師でもなければ看護師でもない。転落事故により26歳で突然、車いす生活になった。体験を基に、タブー視されがちな話題にも踏み込み「障害者の現実を知って」と積極的に発信を続ける。
かやぶき屋根を修理する家業を継ぐため、見習いとして働き始めた3カ月後、作業中に足を滑らせ、高さ約3メートルの屋根から転落。脊髄(せきずい)損傷で下半身まひになった。
半年に及ぶ入院中、インターネットで車いす生活について調べた。見つかるのは医学の論文ばかり。国内では毎年約5000人が事故などで脊髄を損傷するとされるが、当事者目線の情報は少なく「自宅に戻ってからのイメージが湧かなかった」。
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