連載

ひとinぐんま

毎日新聞デジタルの「ひとinぐんま」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

ひとinぐんま

県内最年少の女性山伏 小野関隆香さん(22) 人の集まる寺院へと精進 /群馬

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
大福院次期住職の小野関隆香さん=群馬県榛東村で2020年10月30日、道岡美波撮影
大福院次期住職の小野関隆香さん=群馬県榛東村で2020年10月30日、道岡美波撮影

 高校1年の時、親戚の葬儀にやって来たのは黒い袈裟(けさ)ではなく、鮮やかな黄色の鈴懸(すずかけ)を身にまとった山伏姿の大福院(榛東村)住職だった。「何て神秘的なんだろう」。くぎ付けになったその出会いを機に、山伏の世界へ飛び込んだ。

 山伏は大自然の中での修行を通じて欲を断ち切り、「即身即仏」の境地を目指す「修験道」の行者。実家が古くは寺院だった縁で、大福院とはつながりがあった。どうすれば山伏になれるのか住職に相談し、高校卒業後の2017年4月から修験道の本山派総本山「聖護院」(京都府)での修行を決意。県内最年少の女性山伏として第一歩を踏み出した。

 学僧としての厳しい修行の2年間、支えとなったのは「一人前の山伏になる」という強い覚悟だった。朝は午前5時ごろに起きて同6時からお勤め。掃除などの「下座行」をこなしつつ、「柱源護摩(ちゅうげんごま)」「地鎮作法」といった住職に必要な15の免許を取得した。

この記事は有料記事です。

残り767文字(全文1170文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集