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激動の世界を読む

大統領選後の米中関係 競争・対立の構造は不変=政策研究大学院大学長・田中明彦

「分断ではなく結束を目指す大統領になることを誓う」と勝利宣言する民主党のバイデン前副大統領=米東部デラウェア州ウィルミントンで7日、AP

 米大統領選挙でバイデン候補が勝利宣言を行い、政権移行作業を本格化させている。トランプ大統領は敗北を認めず法廷闘争を進めるとしているので、一抹の不確定性が残らないわけでもないが、選挙結果がひっくり返ることはないであろう。アメリカ国民のみならず、世界中がこれほどアメリカの大統領選挙に注目したことはない。アメリカの大統領が誰になるかで国際関係に大きな影響が出ると考えられるからである。

 しかし、この選挙の結果によって、どのくらい世界が影響を受けるのであろうか。トランプ大統領の特異な個性によって過去4年間の世界情勢が影響を受けたことは間違いない。気候変動問題に関するパリ協定から離脱し、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が起こると世界保健機関(WHO)からの脱退も宣言した。第二次世界大戦後の同盟体制を露骨に批判してきた。

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