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シネマの週末・この1本

タイトル、拒絶 どん詰まり踏み越え

映画「タイトル、拒絶」の一場面

 2013年に初演された自身の舞台を、山田佳奈監督が映画化。風俗店を舞台に、どん詰まりを生きる女たちの人間模様を活写する群像劇。小品ながら骨の太い力作だ。

 カノウ(伊藤沙莉)はデリヘル店に体験入店したものの、最初の客から逃亡、事務所の下働きになっている。店にいるのは、クセのある女ばかり。空虚に笑う売れっ子のマヒル(恒松祐里)、プライドが高く高慢なアツコ(佐津川愛美)、いちばんの年かさ、シホ(片岡礼子)。店長の山下(般若)は、女たちをモノ扱い。輪郭太く描かれる登場人物が、雑居ビルの事務所に出入りする。

 宅配ピザのように客の元に配達され、求めに応じて金を受け取る仕事。「こんなとこで働いてる以上、社会不適合者ですよ」「他人の人生をお金で買って、自分の中のゴミを燃やしてもらう」「女に生まれた時点でもうダメなんですね」。女たちのセリフは、身も蓋(ふた)もなく自虐的だが、性を消費する男社会を射抜く。

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